シュツットガルトは30日、ウニオン・ベルリンの日本代表MF原口元気(31)を完全移籍で獲得することを発表した。

契約期間は2024年6月30日までの1年半となり、背番号は「17」をつける。

原口は、浦和レッズから2014年7月にヘルタ・ベルリンへと完全移籍。ドイツでのキャリアをスタートさせると、デュッセルドルフ、ハノーファーとプレー。2021年7月にウニオン・ベルリンに加入した。

従来はサイドハーフなどを主戦場としていたが、ボランチやトップ下を経験。昨シーズンはチームの主軸としてブンデスリーガで30試合に出場し2ゴール6アシストを記録。今シーズンはチームこそ2位につけている中、ブンデスリーガで11試合、ヨーロッパリーグで6試合、DFBポカールで2試合に出場していた。

直近のヘルタ・ベルリン戦は1分間の出場に終わり、移籍の噂が突如浮上。あっという間の決着となった。

シュツットガルトには日本代表MF遠藤航、DF伊藤洋輝が所属。3人目の日本人選手となり、残留を争うチームの力になれるか注目が集まる。

スポーツ・ディレクター(SD)を務めるファビアン・ウォルゲムート氏は原口の補強についてコメントしている。

「原口元気は、優れたフットボールのクオリティと豊富な経験をチームにもたらしてくれる。彼は以前からドイツとブンデスリーガを知っており、新しい環境でスタートするのに長い時間は必要としない」

「とても短期間でチームのクオリティを向上させることを嬉しく思うと同時に、シュツットガルトはゲンキをあたたかく迎え入れる」