チェルシーが移籍期限ギリギリで最後の勝負に出るようだ。

今冬は既に7選手を獲得しているチェルシー。総額2億ユーロ(約283億4000万円)を超える資金と投じてチームの強化に動いている。

そのチェルシーが今冬補強したいとターゲットにしていたのはベンフィカのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(22)。カタール・ワールドカップ(W杯)ではアルゼンチン代表の36年ぶりの優勝に貢献し、自身も最優秀若手選手に選出されていた。

W杯で一気に評価をあげたエンソ・フェルナンデスには、リバプールも興味を持っていたが、ベンフィカが拒否。チェルシーは選手との合意を済ませているものの、何度オファーを出してもベンフィカに断られていた。

ベンフィカはエンソ・フェルナンデスに1億2000万ユーロ(約170億円)の契約解除条項を設定。しかし、チェルシーは分割支払いをオファーしたが、3回にわたる支払いに関して拒否。一括払いのみを求めるとされている。

諦めたかと思われたが、チェルシーは移籍期限ギリギリで再トライ。リスボンへと飛び、最終交渉を行うとされている。

エンソ・フェルナンデス本人は退団を希望しているが、ベンフィカが納得するには1億2000万ユーロをしっかりと支払うことのみ。ただ、多額の資金を投じているチェルシーとしては一括払いはできないはずだ。

そこで提案するとされているのが、リヨンのDFマロ・グストと同じ手法。エンソ・フェルナンデスを獲得しながらも、今シーズンはレンタル移籍という形でベンフィカに所属させるというものだ。