苦しみながらも3試合ぶり白星、PSG指揮官「大事な勝利だった」
1日に行われたリーグ・アン第21節でPSGはモンペリエと対戦。立ち上がり7分に獲得したPKをフランス代表FWキリアン・ムバッペが失敗すると、21分にはそのムバッペが、30分にはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが2人とも負傷退場に追い込まれ、嫌な流れが漂う。
それでも、55分にスペイン代表MFファビアン・ルイスが先制ゴールを奪うと、72分にもアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが追加点を奪取。89分には1点を返されるが、後半アディショナルタイムに生まれたU-19フランス代表MFウォーレン・ザイール=エメリの公式戦初ゴールで再び相手を突き放し、3-1で勝利を収めた。
3試合ぶりの白星を手にして首位を維持したPSG。ガルティエ監督は試合後、苦しみながらも3ポイントを獲得したことを喜んだ。
「試合の立ち上がりは、技術的なミスも少しあり、チームはナーバスになっていたようだった。その後にはムバッペとラモスが負傷でピッチを出なけれならず、少しアンラッキーだった。前半は複雑ではなかったが、とても驚きのある展開になった」
「一方、後半の選手たちは非常に良い反応を示してくれて、試合をコントロールできた。ピッチ上の良いポジションで、攻撃と守備において多くの状況を作り出した」
「勝つことが絶対に必要な中で、今日は大事な勝利だった。この試合では最近のパフォーマンスの悪さに対して、改善を示さなければならなかった」
また、最終盤にクラブ最年少記録となる16歳と330日での公式戦初ゴールを挙げたザイール=エメリに言及。若き“パリの至宝“の活躍を称えた。
「ウォーレンは前節のスタッド・ランス戦で失点に絡んだことで大きく失望していた。将来有望な選手であるにもかかわらず、多くの人が彼を批判していた」
「しかし、あの試合に出場させたことは重要だった。彼は、今日自分の持っているものをすべて発揮してくれた。彼は守備の面だけでなく、技術的なクオリティと攻撃に参加できる能力を持っている。今日はそれを我々に見せてくれた」