フィオレンティーナのモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(26)はチームメイトに詫びたようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

カタール・ワールドカップ(W杯)では全7試合に出場し、中盤で大きな存在感を放ったアムラバト。アフリカ勢初となるベスト4進出を果たしたチームの原動力となる活躍で、移籍市場でも人気を博すプレーヤーの一人となった。

フィオレンティーナは今冬のアムラバト退団を否定していたもの、バルセロナはマーケット閉幕直前で買い取りオプション付きレンタルのオファーを打診。アムラバト本人も自身のSNSで「今すぐだ。未来は誰にも約束されてない」と移籍希望とも取れる投稿を行ったが、最終的にフィオレンティーナ側が拒否し破談に終わっていた。

去就に関する複雑な状況の中、チームを離脱していたアムラバトは、1日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のトリノ戦でもメンバー外になるとされていたが、直前でベンチ入りが決定。後半半ばから投入され、周囲の予想に反してホームのサポーターの前でプレーした。

ヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督は2-1で勝利した試合後、アムラバトが仲間たちに謝罪を行い、チームに合流したことを明かした。

「彼は冷静ではなかったが、チームメイトに謝罪した。今は6月まで自らのすべてをチームに捧げなければならないことを彼は知っている」

「彼はトッププレーヤーだ。アムラバトはギリギリの状況だったので、トレーニングから外れていた。しかし、すべてが終わった」