レスター・シティのブレンダン・ロジャーズ監督が、判定への不満を露わにした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

レスターは19日に行われたプレミアリーグ第24節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦した。現在リーグ3位と好調の相手に立ち上がりから主導権を握られると、25分に失点。その後、40分には相手MFマルセル・ザビッツァーの足裏がDFバウト・ファエスのヒザに入る一幕もあったが、お咎めはなし。後半に入ってもチームは失点を重ね、0-3の完敗を喫した。

試合後、ロジャーズ監督はザビッツァーを退場処分としなかった主審に対して不平を表に。間違いなく危険なプレーだったと断言し、退場が妥当だったと怒りを示した。

「なぜあの場面でレッドカードが出なかったのか、私には理解ができない。ここ数週間で、私はいくつもの疑惑の判定を見てきた。今回は笛が吹かれた後のプレーだからという意見もあるようだが、私はそれについて賛同しない」

「アーセナルとマンチェスター・シティの試合で起こったPKを見てほしい。エディ・エンケティアはゴール前に入り、シュートした。そして、その後の接触によってPKが与えられたんだ」

「今回のケースだってそうだろう。たとえプレーが止まった後だったとしても、彼は(ファース)のヒザに対して、真っ直ぐに足を伸ばしてきていた」

なお、この判定についてはイギリス『スカイ・スポーツ』に出演した元スコットランド代表MFのグレアム・スーネス氏も「あれは退場だろう。あれが危険なプレーでないなら、何が危険になるのか」と疑問を呈しており、物議を醸している。