フォーデン公式戦3連発のシティがニューカッスル撃破! 公式戦3連勝で首位アーセナルに圧力《プレミアリーグ》
ミッドウィーク開催の第7節延期分の結果、消化試合数で並んだ首位のアーセナルとの勝ち点差が「5」に広がった2位のシティ。FAカップのブリストル・シティ戦に3-0の完勝を収めて連勝中のチームは、前回対戦で3-3のド派手な打ち合いを演じた難敵相手に勝ち点3奪取を狙った。そのFAカップからは先発5人を変更。守護神エデルソンやウォーカー、ロドリ、ハーランドら主力が復帰した。
一方、直近のリーグ戦4試合未勝利の5位ニューカッスルは、先週末のEFLカップ決勝でもマンチェスター・ユナイテッドに敗れて調子は下降気味。トップ4返り咲きに向けて勝ち点3を持ち帰りたい昨季首位チームとのアウェイゲームでは、サスペンション明けの守護神ポープの復帰やキャプテンのラッセルズの起用など若干のメンバー変更があった。
立ち上がりから上位対決に相応しい緊迫感のある攻防が続く。互いに攻守の切り替えが徹底され、中盤での潰し合いが目立つが、好調を維持するシティの生え抜きMFが圧倒的な個人技で均衡を破った。
15分、左サイドでの繋ぎからロドリが右サイドへ大きく展開。このパスを受けたフォーデンが鋭いカットインからボックス内に侵入すると、複数のDFとのボディコンタクトをものともせずにゴール前に持ち込んで右足のシュート。DFの出した足にディフレクトしたボールがゴールネットを揺らした。
フォーデンの公式戦3試合連続ゴールによって早い時間帯に先制したシティだが、直後の17分にはボックス内でカラム・ウィルソンに起点を作れられてロングスタッフに決定機を許すが、ここはDFアケのブロックで事なきを得る。
以降はボールの主導権を握りつつデ・ブライネ、ハーランドらが要所で違いを生み追加点に迫るシティ。ただ、失点後も大きくやり方を変えないニューカッスルの堅守を前に、そう易々とはフィニッシュまで持ち込めない。
一方、前半終盤にかけて徐々にボールの主導権争いで押し返したニューカッスルは、何度かボックス内のアタッカー陣に良い形でボールが入ったものの、シティ守備陣の寄せの鋭さもあって枠内シュート0での折り返しとなった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も試合の入りはシティペース。53分にはグリーリッシュが得意のカットインから右足でファーポストを狙うが、このシュートはわずかに枠の右に外れる。
粘り強い守備で2失点目を凌ぐものの、攻め手がないアウェイチームは63分に3枚替えを敢行。ウィルソン、アンソニー・ゴードン、ロングスタッフを下げてイサク、サン=マクシマン、ウィロックを投入した。
すると、この交代をキッカケに攻撃にリズムが生まれると、右クロスに飛び込んだジョエリントン、スルーパスに抜けだしたイサクとボックス内で続けて決定機に絡む。
一方、しばらく守勢が続いたシティは65分にデ・ブライネを下げてベルナルド・シウバを投入すると、スペイン人指揮官の采配が完璧に嵌った。67分、相手陣内左サイドでのアケのインターセプトからショートカウンターを発動。ボックス付近まで縦に仕掛けたグリーリッシュからの横パスをボックス中央のハーランドが巧みなアウトサイドパスで流すと、ベルナルド・シウバが左足のシュートをゴール右隅へ突き刺した。
この追加点によってニューカッスルの勢いを止めたシティは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。前に出てくる相手をうまくいなしつつ、守備ではメリハリの効いた対応で決定機を許さない。86分にはボックス付近での鮮やかなチームプレーからベルナルド・シウバのラストパスに反応したフォーデンがボックス右から左足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKポープの好守に阻まれる。
その後、後半アディショナルタイムにはCK時のハーランドの狡猾なプレーで冷静に時計を進めたホームチームが、このまま2-0で試合をクローズ。難敵との上位対決で快勝を収めて公式戦3連勝を達成。試合後にボーンマス戦を控える首位チームにプレッシャーを与えた。
バイエルンvsパリ、チェルシーvsドルトムントなど
『チャンピオンズリーグ』決勝トーナメントは
WOWOWで全試合独占生放送&ライブ配信!
放送予定など詳しくはこちら