公式戦5試合ぶり失点のミラン、フィオレンティーナに完敗《セリエA》
前節アタランタとの上位対決を制して2位インテルと同勝ち点に並んだミラン(勝ち点47)は、レオンとクルニッチを出場停止で、ブラヒム・ディアスを負傷で欠いた中、3トップはジルー、デ・ケテラエル、レビッチが形成した。
12位フィオレンティーナ(勝ち点28)に対し、守勢の入りとなったミランは13分、ボックス手前左からボナヴェントゥーラの直接FKでGKメニャンを強襲される。
続く18分にもニコラス・ゴンサレスのミドルシュートでゴールに迫られたミランは、26分にも大ピンチ。ゴール前のボナヴェントゥーラに決定的なシュートを許すも、GKメニャンとトモリの好守で凌いだ。
劣勢のミランは32分にようやくジルーのボレーシュートでオンターゲットを記録するもハーフタイムにかけても守勢を強いられ、何とかゴールレスで前半を乗り切った。
しかし迎えた後半、開始2分にPKを献上する。イコネの突破を許すと、ボックスに侵入したところでトモリが倒してしまった。このPKをニコラス・ゴンサレスに決められ、先制された。
公式戦5試合ぶりの失点で追う展開となったミランは直後の51分、CKからジルーのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKテラッチアーノのファインセーブに阻まれた。
ペースを掴めないミランは66分、イブラヒモビッチら3枚替えを敢行。直後にはピンチが訪れるも、ドドのボックス内からのシュートはGKメニャンが凌いだ。
78分にはミランにPKが宣告されるも、VARが入って主審のジャッチが訂正され、カブラウのハンドと判定されたPKは取り消された。
そして87分、ヨビッチにダイビングヘッドを決められて致命的な2失点目を喫し万事休す。試合終了間際にテオ・エルナンデスが一矢報いるも完敗に終わり、4日後に控えるチャンピオンズリーグのトッテナム戦へ弾みを付けられなかった。