アーセナルのFWリース・ネルソンが劇的なゴールを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

4日、プレミアリーグ第26節でアーセナルはホームにボーンマスを迎えたが、試合はキックオフ直後に衝撃の展開を見せる。

開始9秒、キックオフから右サイドに展開したボーンマスは、ボックス右からのグラウンダーのクロスがディフレクト。これをフィリップ・ビリングが押し込みいきなり先制する。

出鼻を挫かれたアーセナルは完全に試合を支配。ポゼッションは80%を超えるという状況の中、ゴールがなかなか生まれない。

さらに57分にはCKから失点し追い込まれるが、62分に1点を返すと、69分から出場したネルソンが大活躍を見せる。

70分には左足のクロスでベン・ホワイトの同点ゴールをアシスト。しかし、その後逆転できず引き分けに終わるかと思われたが、ラストプレーのCKからこぼれ球を左足一閃。ネットにシュートが突き刺さり、97分に見事逆転勝利を収めた。

実に12試合ぶりのプレミアリーグ出場で大仕事をやってのけたネルソンは劇的ゴールを振り返った。

「僕の右側に落ちた。右足で打ちたかったんだけど、DFが出てくるのが見えたから左に切り替えて、あとは撃ち抜くだけ。右上を狙う必要があったけど、そんな感じだ。入ってくれてよかったよ」

「僕は試合に先発したわけじゃないけど、前でプレーし、できるだけ一対一の機会を作って何かを生み出すようにという指示を受けて出場したんだ」

また、勝利を信じて声援を送り続けてくれたファンについても言及。劇的ゴールで後押しに応えられたことを喜び、感謝した。

「シーズンが始まってからずっと、スタジアムはこんな感じだったと思う。もちろん、あんな感じで遅い時間にゴールを決めた時は、全員がその時にいるよね」

「サポーターと僕たちが得たサポートを祝うというのは素晴らしいことだ。今後の数試合でもそれを続けていけることを願うよ」