【リーグ・アン日本人選手】伊東が土壇場決勝弾お膳立てで2試合連続アシスト! オナイウは途中出場でチャンスに絡むもチームは3連敗…
今シーズンのリーグ・アンにはストラスブールのGK川島永嗣に加え、トゥールーズにFWオナイウ阿道、モナコにFW南野拓実、スタッド・ランスにFW伊東純也の3選手が新たに参戦。また、今冬にはストラスブールにMF鈴木唯人が加入した。
前節、1ゴール2アシストの圧巻の活躍でランスの17試合無敗に貢献した伊東はアジャクシオとのホームゲームで先発出場。今週に逝去したクラブとレ・ブルーのレジェンドであるジュスト・フォンテーヌ氏へ哀悼の意を表して試合に入ったランスは、立ち上がりから伊東の右サイドを起点に攻撃を仕掛ける。好調の日本代表MFは味方とのワンツーでのボックス内侵入や、早いタイミングの正確なクロスで際どいシーンを創出。だが、時間の経過と共に攻撃が停滞し始めたホームチームは、主砲バログンに加えて伊東らも相手の粘り強い守備に手を焼き前半の内にゴールをこじ開けられなかった。
後半も同様の展開が続く中、伊東は一対一の局面で相手の守備を破れず、前半のように起点となれない。それでも、チームは徐々にバログンがフィニッシュに顔を出し、69分にはムネツィのミドルシュートでゴールに迫るが、これは惜しくも左ポストを叩く。77分には伊東に久々の見せ場。バログンとのパス交換でボックス内に侵入した伊東はバログンのシュートのこぼれ球を冷静に折り返し、これをムネツィがゴールネットに蹴り込む。だが、ここは伊東のオフサイドを取られてゴールは認められず。試合最終盤を迎えてもゴールが遠いランスだったが、後半ラストプレーとなった95分に伊東が劇的ゴールを演出する。ボックス右で味方が競ったこぼれに反応した伊東は、トラップが大きくなってボールを失いかけるも、体勢を崩しながら何とか味方にマイナスに落とす。すると、カユステが放った抑えの利いた右足のダイレクトシュートがGKの手を弾きクロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、伊東の2試合連続アシストで劇的勝利のランスが18戦無敗を継続する連勝を飾った。
オナイウはクレルモンとのホームゲームで途中出場。0-0のスコアで迎えた60分に投入されたオナイウは、センターフォワードではなく右ウイングでプレー。球際で強度高くプレーする中で70分には深い位置まで運んで高速クロスを供給。これにゴール前のアブクラルが反応するが、押し込むことができない。その後、76分にカーウィの見事なミドルシュートで先制点を奪われたトゥールーズは、85分に日本代表FWに決定機。ボックス右でこぼれ球に反応したオナイウはすかさず右足を振るが、このシュートは枠の右に外れた。さらに、オナイウは後半アディショナルタイムにもボックス右への抜け出しからゴールラインぎりぎりでの折り返しを狙ったが、これは直接GKにキャッチされてしまった。オナイウ自身は30分ほどのプレータイムで幾つかのチャンスに絡んだものの、チームは0-1で敗れてリーグ3連敗となった。
南野はトロワ戦で現地紙のスタメン予想に名を連ねていたが、最終的にベンチスタート。そして、公式戦4試合連続で出番なしに終わった。チームは1点ビハインドで折り返した後半終盤にベン・イェデルの2ゴールで逆転に成功したが、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して2-2のドロー。公式戦3試合未勝利となった。
また、ストラスブールの川島と鈴木はいずれも出番なし。チームも0-1で敗れている。
★南野拓実[モナコ]
3/5
トロワ 2-2 モナコ
◆ベンチ入りも出場せず
★伊東純也[スタッド・ランス]
3/5
スタッド・ランス 1-0 アジャクシオ
◆フル出場し、決勝点をアシスト
★オナイウ阿道[トゥールーズ]
3/5
トゥールーズ 0-1 クレルモン
◆60分から途中出場
★川島永嗣[ストラスブール]
3/5
ストラスブール 0-1 スタッド・ブレスト
◆ベンチ入りせず
★鈴木唯人[ストラスブール]
3/5
ストラスブール 0-1 スタッド・ブレスト
◆ベンチ入りも出場せず