リバプールのユルゲン・クロップ監督がブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(31)の退団報道に沈黙を破りながら、活躍ぶりを振り返った。イギリスの地元紙『リバプール・エコー』が報じている。

2015年夏にホッフェンハイムから加わり、プレミアリーグにチャンピオンズリーグ(CL)とユルゲン・クロップ体制の成功を象徴するプレーヤーのフィルミノ。今季最終年の契約を巡る報道は当初こそ延長の見通しが大半だったが、先週末から一転して退団決定で一色に染まる。

功労者の退団報道にサポーターの驚きを誘ったが、リバプールは5日のプレミアリーグ第26節でマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎え撃ち、力強いパフォーマンスを披露。今季の不本意な戦いぶりで溜まる鬱憤を晴らすかのごとく、7-0と完膚なきまでに叩きのめした。

渦中のフィルミノは79分からの出場だったが、自身もこのゴールショーに絡み、6-0の88分に締めの一撃。クロップ監督は本拠地アンフィールドのサポーターから喝采を浴びたフィルミノについて、退団報道を暗に認めつつ、本人にとっても「特別な瞬間」だったと評した。

「ボビーにとって、今夜は最もスペシャルな瞬間だった。彼としても、簡単な決断ではなかったはず。彼が受けたレセプションは本当に素晴らしいものだったね。彼にとって、素晴らしいゴールの数々でも、あれが求めたものだっただろう」

先発数こそ減るが、今季もこれで公式戦10ゴール目のフィルミノ。報道どおりなら、あと半年もないリバプールでのキャリアだが、その雄姿に注目だ。

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