ミランがフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(36)の後継者を探しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ミランのセンターフォワードといえばジルー。自らゴールを決めるだけでなく、周囲との連携も光る頼れるエースは、今季の公式戦32試合で11得点6アシストと、チームで唯一2ケタ得点をマークしている。

しかし、契約は今季限りとなり、今年9月には37歳に。昨夏獲得したベルギー代表FWディヴォク・オリジ(27)が未だにフィットせず、クロアチア代表FWアンテ・レビッチ(29)もケガを繰り返してフル稼働していないため、ジルーには来季も残留してもらいたいところだ。

前述の2人はどちらも今夏退団の可能性があり、後者はブンデスリーガからオファーがあるとも。加えて、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)も先は長くなく、フル稼働も不可。そのため、ミランは若いストライカーを複数リストアップしているようだ。

まずはボカ・ジュニアーズのアルゼンチン人FWマテオ・レテギ(23)。身長186cmのストライカーは昨年2月からティグレに武者修行中で、2022シーズンは公式戦42試合で23得点を叩き出し、今季もリーグ開幕から6試合で6得点と絶好調。ボカは1500万ユーロ(約21億8000万円)を要求しているという。

次にアトレチコ・パラナエンセのU-20ブラジル代表FWヴィトール・ロケ(18)。バルセロナやレアル・マドリー、アーセナル、チェルシーなども熱視線を送る逸材の価格はすでに4000万ユーロ(約58億円)まで到達しており、さらに跳ね上がる可能性も。資金力で前述のクラブに太刀打ち出来ないミランにとっては厳しそうだ。

以前から名前が挙がる選手では、ザルツブルクのスイス代表FWノア・オカフォー(22)もいる。同選手は今季のチャンピオンズリーグ(CL)でミランとチェルシーからゴールを奪った快足FWで、ミランはステファノ・ピオリ監督が自ら接触。今夏の交渉が期待されている。市場価値は推定2500万ユーロ(約36億3000万円)だ。

また、自国の選手としてウェストハムのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(24)も挙げられているが、今季サッスオーロから移籍したばかりのスカマッカを獲得するには4500万ユーロ(約65億4000万円)前後が必要で、実際に獲得に動く可能性は極めて低いとされている。

いずれにせよ、ミランはジルーに取って代われる若いストライカーを探しているようだ。

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