チェルシーがナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)の獲得を狙っているようだ。

昨夏にトッド・ベーリー氏が新オーナーとなって以降、積極的な補強を続けるチェルシー。今冬の移籍市場では総額3億2300万ポンド(約521億9000万円)を投じて、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスら計8選手を獲得した。

イギリス『デイリー・メール』によると、クラブはこれに満足することなく、今夏にはさらなる戦力強化を模索。まずは戦力の整理をしていかないといけないが、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの退団が確実視され、新たなストライカーとしてオシムヘンの獲得を望んでいるとのことだ。

ただし、今季公式戦29試合で25ゴールを記録し、2025年夏まで契約を残すオシムヘンについて、ナポリは非売品の姿勢を維持。売却に応じるとしても、莫大な移籍金を要求すると見られている。

そこで、チェルシーは少しでも移籍金を減額するため、アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチ(24)を交渉に含める用意があるようだ。チェルシーで10番を背負うプリシッチだが、今季は負傷もあってプレミアリーグでの先発が7試合にとどまっており、2024年夏までとなる契約の延長に向けた交渉も進んでいない。

ミランやユベントスも狙うプリシッチにナポリが関心を示した場合、夏にオシムヘン獲得に向けた本格的な交渉が始まる可能性もあるが、果たして。