バルセロナとアスレティック・ビルバオのスペイン代表DFイニゴ・マルティネス(31)が、今夏のフリートランスファーでの合意に迫っているようだ。

ラ・リーガ屈指のセンターバックとしての評価を確立するイニゴは、左サイドバック兼任のマルコス・アロンソを除き左利きのセンターバック不在のバルセロナにとって是が非でも獲得したいタレントだ。

また、一部で報じられるマンチェスター・シティのスペイン代表DFアイメリク・ラポルテらその他の候補とは異なり、今夏フリートランスファーで獲得可能な点もクラブが獲得に固執するポイントとなっている。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、予てより相思相愛と言われる両者は口頭合意に迫っているという。

バルセロナがその他のオプションを排除し、同選手の獲得に注力していることもあり、個人間での交渉は9割方合意に至っているようだ。

ただ、慢性的な財政問題を抱えるバルセロナは、今夏の移籍市場に向けてファイナンシャル・フェアプレー(FFP)とサラリーキャップ問題への対処を必要としており、イニゴを獲得して登録するためには選手の売却などによって、その問題をクリアすることが必要になるという。