ルカクがハット、新生ベルギーがイブラ途中出場のスウェーデンに快勝で白星スタート《ユーロ2024予選》
ベルギー、スウェーデン、オーストリア、アゼルバイジャン、エストニアが同居しているグループF。2位までに本戦出場権が与えられる中、41歳イブラヒモビッチが1年ぶりに代表復帰を果たしたスウェーデンは、イサクとクルゼフスキの2トップで臨んだ。
一方、カタール・ワールドカップでグループステージ敗退に終わったベルギーは、ロベルト・マルティネス前監督の退任を受けてシャルケやライプツィヒで指揮を執っていたテデスコ新監督が就任。そのベルギーはフラットな[4-4-2]を採用し、ルカクとトロサールが2トップを形成した。
共にフラットな[4-4-2]でスタートした中、まずは6分、ベルギーは右サイドをルケバキオとデ・ブライネで崩した流れからボックス左のカラスコが際どいシュートを浴びせて牽制。
対するスウェーデンは15分、クルゼフスキがボックス右で仕掛けてシュート。だが、GKクルトワのセーブと、ファエスにゴールラインぎりぎりの位置でクリアされゴールならず。
互いに一つずつ好機を作った中、その後はややベルギーが押し込む展開で推移。すると35分、ベルギーが先制する。ルケバキオの右サイドからの左足インスウィングクロスをルカクがエクダルに競り勝ち、ヘディングシュートを流し込んだ。
追う展開となったスウェーデンは38分、FKの流れからグスタフソンのボレーがGKクルトワを強襲するもゴールは割れず、ベルギーのリードでハーフタイムに入った。
迎えた後半、開始4分にベルギーに追加点。ショートコーナーを使った流れでルケバキオが仕掛け、ボックス右深くまで侵入。マイナスのクロスをルカクが押し込んだ。
2点を追う展開となったスウェーデンが前がかる中、73分にはイサクに代えてイブラヒモビッチを投入。
敵陣で試合を進めていたが、ベルギーが83分に決定的な3点目。決めたのはハットトリックとなるルカク。バカヨコが右サイドを突破してボックス内へ。丁寧なラストパスをルカクが難なく押し込んだ。
このまま3-0で快勝としたベルギーが新体制の初陣を勝利で飾るとともに予選白星スタートとしている。