ガビ問題の全てはバルサ次第…解決されない財政問題の影響で今夏フリーに、バイエルンが狙う
2015年7月にレアル・ベティスからバルセロナのカンテラへと加入したガビ。若くしてその才能が花開くと、2021年8月にファーストチームデビューする。
当初はさほど重宝されていなかったが、スペイン代表を率いたルイス・エンリケ監督がその才能を高く評価。クラブでのプレー時間以上にスペイン代表で早く主軸となると、バルセロナでもポジションを掴んでいく。
今やチームに欠かせない存在となったガビだが、クラブが一向に改善しない財政問題の影響を受け、大きな転機を迎えることになるという。
今年1月、ファーストチーム登録をラ・リーガに拒否されるも、バルセロナの裁判所が予防措置として一時的に登録を認めるように指示。その結果、チャビ・エルナンデス監督が背負っていた背番号「6」を引き継ぎ、ファーストチームに登録された。しかし、書類の不備などがあり、この登録が白紙に。Bチームの選手としての登録に切り替わった。
選手としてプレーすることには何も問題はないが、バルセロナがサラリーキャップの制限を守れなければ、シーズン終了後にフリーになるという状況が再発。資金調達をするか、大きくチーム内のサラリーを削減するかが迫られる。
そんな中ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、予てから注視していたバイエルンが獲得に動き出すと報じている。
電撃的にユリアン・ナーゲルスマン監督を解任し、トーマス・トゥヘル監督が就任したバイエルン。夏には選手の入れかも考えられる中、ガビもリストアップされたという。
現時点で具体的な交渉などは行われていないが、状況を注視しているとのこと。いずれにしても、バルセロナが自身の問題を解決しなければ、ガビとの契約は結べないことには変わりない。
ガビはもちろんバルセロナでのプレーを希望しているが、クラブはこれに応えることができるだろうか。