マンチェスター・ユナイテッドの元スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)が、クラブからの契約延長オファーを断ったようだ。イギリス『The Athletic』が伝えた。

2011年7月にアトレティコ・マドリーから加入したデ・ヘア。13シーズン目を迎えたユナイテッドでも正守護神を務めている。

そのデ・ヘアだが、ユナイテッドとの契約は今シーズン終了までとなっているが、クラブは契約延長のオファーを提示したとのこと。しかし、デ・ヘアは断りを入れたという。

ただ、これは退団の意思があるというものではなく、条件面で合意に至らなかったということのよう。クラブとの交渉はこの先も続き、ポジティブに進められるようだ。

デ・ヘアは週給37万5000ポンド(約6100万円)を受け取っているとされており、クラブでもトップクラス。しかし、チームとしてはサラリーカットを考えており、条件を下げてオファーしたとされている。

もちろんデ・ヘアはこれに満足せず、オファーを拒否。クラブとしても残留させたい選手だが、相応の報酬を手にしたいと考えているようだ。

ユナイテッドは、ディーン・ヘンダーソンをデ・ヘアのライバルに置きたかったが、結果として今季ノッティンガム・フォレストへレンタル移籍。そしてシーズン終了後には戻ってこない可能性が高い。また、ブレントフォードのダビド・ラヤの獲得にも興味を見せているが、こちらはトッテナムと競合になる可能性。ライバル不在でポジションを任されることは濃厚だが、条件面で合意できるのか注目が集まる。