ナポリ、終盤被弾で悲願のスクデットは次節以降にお預け《セリエA》
前節ユベントス戦を後半追加タイム弾でウノゼロ勝利とした首位ナポリ(勝ち点78)は、勝利すれば33年ぶりスクデットが決まる状況となった中、ベストメンバーで臨んだ。
14位サレルニターナ(勝ち点33)に対し、3トップにオシムヘン、クワラツヘリア、ロサーノと並べたナポリは開始2分、オシムヘンがヘディングシュートでゴールに迫る。
勢いよく試合に入ったナポリが攻勢をかける立ち上がりとなったものの、自陣に引くサレルニターナを崩しきることはできない状況に陥っていく。
23分、FKからオシムヘンのヘディングシュートでGKオチョアを強襲したナポリは、前半半ば以降も膠着状態を強いられた中、42分にはアンギサのミドルシュートが枠を捉えたが、ここもGKオチョアのセーブに阻まれゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半も膠着状態が続き、ナポリにとって嫌な空気が流れかけていたが、68分に均衡を破る。直前に投入されていたラスパドーリの右CKからオリベラのヘディングシュートが決まった。
終盤にかけてはナポリが余裕を持った試合運びを見せていたが、84分に落とし穴。ディアに右サイドからのカットインシュートを決められた。
結局、85分のクワラツヘリアのコントロールシュートがGKオチョアに止められたナポリは勝ち越しゴールを奪えずドロー。悲願のスクデットは次節以降にお預けとなった。