UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝2ndレグ、アーセナルvsヴォルフスブルクが1日にアーセナルスタジアムで行われ、90分を終了して2戦合計スコア4-4で延長戦に突入。終了間際のゴールでヴォルフスブルクが2019-20シーズン以来となる6度目の決勝進出を決めた。

1stレグを2-2で終えた両チーム。負傷者続出のアーセナルはサイドが主戦場のケイティ・マッケイブをシャドーで起用する[3-4-3]を採用。一方のヴォルフスブルクは[4-2-3-1]でスタートした。

アーセナルは11分、中盤でのボール奪取からカウンターへ転じてスルーパスを送ると、DF4のミスを誘ってスティーナ・ブラックステニウスが先制点を挙げる。対するヴォルフスブルクは41分、FKのクリアボールをペナルティアーク内で拾ったジル・ロールトが左足で冷静に右隅へ流し込んで同点とした。

後半立ち上がりのアーセナルは右のハイサイドを突いてのクロスからブラックステニウスが再びネットを揺らすも、オフサイドで勝ち越しとはならず。すると、ヴォルフスブルクは58分、フェリーチタス・ローチの右CKからアレクサンドラ・ポップがニアで合わせ、逆転に成功した。

追い掛ける展開となったアーセナルは75分、セットプレー起点の波状攻撃からジェン・ビーティーがヘディング弾を叩き込んで6万人超えの大観衆を沸かせると、90分を終えても決着はつかずに勝負は延長戦へともつれ込んだ。

互いにチャンスを迎えながら次のゴールが奪えないまま時計の針は進み、PK戦も頭をよぎる119分、1つのミスからゲームは再び動いた。

この時間でもGKからのビルドアップを試みるアーセナルはロッテ・ウーベンモイが自陣深い位置で収めたが、これにラッシュを掛けたヴォルフスブルクのジュール・ブラントが奪い切って左ポケットへ侵入し、グラウンダーの折り返し。当然守備陣形の整っていないアーセナルに対し、ゴール前でフリーのパウリーネ・ブレマーが押し込んで再びリードを奪うと、これが決勝点となった。

合計スコア5-4で勝利を収めたヴォルフスブルクが2019-20シーズン以来となる6度目の決勝進出。2012-13、2013-14シーズンに達成した連覇以来、3度の優勝を懸けてバルセロナと相まみえる。

決勝戦は6月3日にオランダのPSVスタジアムで行われる。



準決勝はレアル・マドリーvsマン・シティ、インテルvsミラン
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