ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの移籍を完全否定した。

今シーズンのナポリはシーズン序盤から独走。ライバルチームの取りこぼしが目立ったこともあり、早々に抜け出すと、5日に行われたセリエA第33節のウディネーゼ戦を1-1で引き分け、33年ぶりにスクデットを獲得していた。

クラブのレジェンドでもある元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が在籍していた時以来のリーグ優勝に、クラブも街も大きな盛り上がりを見せていた。

一方で、ナポリには優秀な選手も多く所属。移籍市場では常に主軸選手がターゲットとされる中、今夏最も注目されていたのがオシムヘンだ。

マンチェスター・ユナイテッドやバイエルンなどが獲得に動いているとされた中、ラウレンティス会長がイタリア『Rai』で完全否定した。

「夏に売却するかって?ノーだ。絶対に売ることはない」

これまでも主軸選手の移籍には否定的な態度を取り、高額な契約解除条項を設定していたラウレンティス会長だが、オシムヘンは本気で売りに出す気がなさそうだ。

今シーズンのオシムヘンは、セリエA27試合で22ゴール。チャンピオンズリーグ(CL)も6試合で5ゴールとチームを牽引してきた。

また、同じインタビューではスクデットに導いたルチアーノ・スパレッティ監督についても言及。「彼は私が少なくとも10年間は追い求めていたレジェンドだ」と絶賛。「契約更新?私はオプションを行使した。それは彼次第だ」と、スパレッティ監督が拒否しなければ、チームに留まることになるようだ。