チェルシー就任濃厚のポチェッティーノ氏、クラブに3ポジションの補強を希望?
昨夏にトッド・ベーリー氏がオーナーに就任すると、今冬までに総額6億ポンド(約1014億円)以上の補強費を投じたチェルシー。しかし、投資に見合う結果は残せておらず、これまででトーマス・トゥヘル監督(現バイエルン)、グレアム・ポッター監督を解任。現在はフランク・ランパード監督が今季限りの暫定指揮官として指揮を執っているが、就任後に5連敗を喫するなど、順位は11位に低迷している。
クラブは来季以降の立て直しを託せる正指揮官探しを続けていたが、ここに来て正式発表こそないもののポチェッティーノ氏の就任が濃厚に。イギリス『デイリー・メール』によると、同氏は就任を前にGK、中盤、ストライカーの3つのポジションで補強を求めたとのことだ。
GKは、現在守護神を務めるスペイン代表GKケパ・アリサバラガだけでなく、セネガル代表GKエドゥアール・メンディも控えているものの、ポチェッティーノ氏はフレッシュな人材を希望。中盤については、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの長期的なパートナーが必要と判断している。
ストライカーについては元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの退団が確実であり、確実に一人は獲得したいとのこと。ただし、インテルにレンタル中のベルギー代表FWロメル・ルカクが復帰する可能性もあり、実際に補強に動くかは不透明となっている。
加えて、ポチェッティーノ氏はいずれのポジションでもプレミアリーグでのプレー経験を持つ選手を要望。リーグにフィットする時間を削減することで、速やかな戦力化を図りたい考えと伝えられている。
ただし、ポチェッティーノ氏はチームのスカッドが肥大化していることから、獲得の前に複数選手の売却が必要だとも理解している模様。夏の移籍市場で出遅れる可能性については、覚悟しているようだ。