モンペリエは11日、チューリッヒのスイス代表DFベシル・オメラギッチ(21)と、OHルーヴェンのヨルダン代表FWムサ・アル=ターマリ(25)の来シーズン加入を発表した。契約に関する詳細は明かされていない。

ボスニア・ヘルツェゴビナ人の両親の元、スイスで生まれ育ったオメラギッチは、187cmのDF。2019年5月にチューリッヒでプロデビューを飾ると、ここまで通算109試合に出場している。

センターバックが本職ながらも、右サイドバックや守備的MFでもプレー可能なスピードとテクニックを併せ持つ現代型のプレースタイルの持ち主だ。スイスの世代別チームで常にプレーしてきたエリートは、2020年10月にデビューしたA代表でも通算4試合に出場している。

一方、アル=ターマリはシャバーブ・アル・オルドゥン、アル・ジャジーラと母国クラブでのプレーを経て、2018年にキプロスの名門APOELニコシアへ完全移籍。2020年からルーヴェンでプレー。

右ウイングを主戦場とする左利きのアタッカーは、今シーズンのジュピラー・プロ・リーグで34試合に出場し、6ゴール4アシストを記録。スピードを含めてフィジカル面で特筆すべき特徴はないものの、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズを想起させるテクニックと左足の正確なキックを最大の特長とする技巧派だ。

ヨルダン代表ではこれまで52試合に出場し12ゴールを挙げるなど、主力として活躍している。