ミランがベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエル(22)を武者修行に出す可能性もあるようだ。

ミランにとって昨夏の目玉補強だったデ・ケテラエル。チャンピオンズリーグ(CL)にも出場した昨シーズンのクラブ・ブルージュでエースとして輝きを放ったなか、初の欧州5大リーグ挑戦となった今シーズンは、ここまで公式戦37試合でプレーしながら未だにゴールがない。

高い能力は誰の目にも明らかなところだが、チームメイトやステファノ・ピオリ監督はデ・ケテラエルがプレー面のみならず、人生初の海外生活に適応しきれていないと話す。イタリア『カルチョメルカート』によると、首脳陣はシーズン終了後に代理人を交えて将来を話し合うという。

テクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏ら幹部は、獲得に3500万ユーロ(約51億9000万円)を投じたデ・ケテラエルの市場価値が下がっていることも考慮し、性急に売却するつもりはなし。一方で、デ・ケテラエル本人の意向も汲んだ上で来シーズンいっぱいのレンタル移籍に出す可能性は排除できないとされている。

マルディーニTDとスポーツ・ディレクター(SD)のフレデリック・マッサーラ氏は、デ・ケテラエルもいずれはミランの象徴たる選手になれるとの強い信念を持っているとのことだ。