元アルゼンチン代表FWのカルロス・テベス氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの問題について言及した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。

かつては共にアルゼンチン代表のストライカーとして活躍したテベス氏とメッシ。すでにテベス氏は引退し、監督業をスタートさせている。

元チームメイトのメッシだが、先日はクラブの許可なくサウジアラビアに渡航。これが問題視され、2週間の活動停止処分が下されることに。さらに、メッシはスーツ姿で謝罪する動画メッセージを発表した。

クラブは、直前の試合の結果によって条件が変わるという約束だったが、メッシは試合に負けたものの、すでに予定が組まれていたために強行。その結果、チームを一時的に追放されることとなった。

この対応については物議を醸し、その判断に対しては批判の声も多く集まっていた中、テベス氏もクラブの対応について疑問の声を挙げた。

「メッシは我々を謙虚にさせてくれる」

「もし、私が世界チャンピオンになり、『休みの日に旅行に行ったことを謝れ』と言われたら、ロサリオに帰って、そこで仲間と飲み明かすね」

「彼らは謝罪する必要があった。でも、メッシは、何よりもクラブのことを大事にしている。その姿勢には脱帽しかない」

また、メッシに対するクラブの対応についても言及。クリストフ・ガルティエ監督にも不満を示し、メッシに敬意を払うべきだとした。

「彼が来た最初の瞬間から、面倒を見る気がなかったクラブについては、1000のことが言えるだろう」

「W杯のせいかもしれないし、他の理由かもしれないが、PSGが知られるようになったキッカケとなった選手を、そんな風に扱うわけにはいかない」

「ユナイテッド時代にPSGと対戦したことがあるけど、彼らは順位表の中位だった。契約した時のシティと同じで、シャワーは4つしかなく、着替えるのはいつもコンテナだったよ」

メッシが加入する以前から、その強さを見せていたために、メッシのおかげとは言い難いが、それでもチームが注目を集めることになる要因の1人であることは事実。特別扱いはしないという姿勢の表れだろうが、ここまで問題に発展することではそもそもなかったような気がしないでもない。



準決勝はレアルvsシティのリーグ王者対決にミランvsインテルのミラノダービー
『チャンピオンズリーグ』WOWOWで独占生放送&ライブ配信!
>詳しくはこちら