ユベントスは14日、セリエA第35節でクレモネーゼをホームに迎え、2-0で勝利した。

前節アタランタに競り勝って2位に浮上したユベントス(勝ち点66)は、3日前のヨーロッパリーグ準決勝ではセビージャ相手にガッティのラストプレー弾で辛くもドローに持ち込んだ。タフな試合を戦った中、7選手を変更。ポグバが今季初スタメンとなった。

19位クレモネーゼ(勝ち点24)に対し、ヴラホビッチとポグバの2トップとする[3-5-2]で臨んだユベントスが立ち上がりから圧力をかけていく。

しかし22分にアクシデント。軽快にプレーしていたポグバが左足を負傷し、ショックを露わにしながらピッチを後に。代わってミリクが投入された。

クレモネーゼの守備に手を焼いていたユベントスは32分に最初の決定機。CKからブレーメルのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKカルネセッキの好守に阻まれた。

ハーフタイムにかけても攻めあぐねたユベントスはゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半も同様の構図で試合は推移。クレモネーゼの守備に手こずっていたユベントスだが、54分にラビオのミドルシュートで牽制すると、1分後に押し切る。

左サイドでキエーザが仕掛けた流れから、ボックス手前のファジョーリが右足を一閃。強烈なシュートでネットを揺らした。昨季レンタルでクレモネーゼに加入していたファジョーリの恩返し弾で試合を動かしたユベントスが、先制後はボールを動かしてコントロール。

そして79分、決定的な2点目。CKの流れからブレーメルがヘッドで押し込んだ。その後もユベントスが3点目に迫った中、2-0で締めくくり。

2位を死守するとともにELセビージャ戦に弾みを付けている。