ブライトン＆ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、今夏の主力退団を覚悟しているようだ。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

昨年9月にグレアム・ポッター監督をチェルシーに引き抜かれる不測の事態がありながら、後任となったデ・ゼルビ監督の下で躍進するブライトン。プレミアリーグで34試合を消化して6位の好位置につけ、EFLカップ(カラバオカップ)では惜しくもタイトルを逃したものの、準優勝の成績を残した。

そんなブライトンの主軸に対しては、多くのビッグクラブが接近。特にアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスター(24)はリバプールがすでに交渉をスタートさせているとも報じられるほか、エクアドル代表MFモイセス・カイセド(21)についても国内外のビッグクラブが獲得に強い関心を寄せている。

ブライトンは今季もスペイン代表DFマルク・ククレジャやマリ代表MFイブ・ビスマ、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールらが引き抜かれているが、デ・ゼルビ監督は今夏再び主力が退団することを覚悟しているようだ。

14日のプレミアリーグ第36節アーセナル戦で完勝を飾った指揮官は、試合後の会見でマク・アリスターとカイセドが今夏に去るだろうとコメント。一方で、日本代表MF三笘薫らその他の主力については、クラブに残留すべきだと主張している。

「もちろん、我々は(今夏に)数人の選手を失うことになるだろう。おそらくカイセドとマク・アリスターがそうなると思う」

「ただ、その他の選手、三笘や(ペルビス・)エストゥピニャンについては、我々と一緒にいるのが最善だろう。彼らがビッグチームでプレーする準備ができているか、まだわからないからね」

「ビッグチームでプレーすることについては、私よりも君たちの方がうまく説明できるかもしれない。とはいえ、我々は彼らに進歩や向上の可能性を提供できると考えている」