アルゼンチンのティグレに所属するイタリア代表FWマテオ・レテギ(24)が絶好調だ。

アルゼンチンで生まれ育ったイタリア系ストライカー、レテギ。3月末の代表ウィークでロベルト・マンチーニ監督率いるイタリア代表に初招集されると、デビューから2試合連続でゴールをゲットし、一躍その名を欧州中に轟かせることとなった。

そんなレテギのクラブキャリアに目を移すと、下部組織時代から現在までボカ・ジュニアーズに在籍しているが、アルゼンチンが誇る名門の中ではなかなか定位置を掴めず。現所属のティグレには、昨年1月から2年間のレンタル移籍という形で身を置いている状況だ。

それでも、2022シーズンはリーグ戦27試合で19ゴールを叩き出し、公式戦通算42試合23ゴール。レンタル2年目の今シーズンもここまでリーグ戦13試合で10ゴールを記録している。そして、13日の第16節インデペンディエンテ戦でPKから1ゴールを決め、ついに得点ランキング首位タイに。もはやリーグ最強のストライカーの1人であることに疑いの余地はない。

早ければ今夏の欧州進出も噂されるレテギ。本人も以前、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで「ティグレの会長は、僕がボカによって7月に売却される可能性が高いと話しているよ」と語っている。今夏はレテギの動向がカルチョの大きなトピックとなるかもしれない。