昨季限りでエイバルを退団した元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテ(38)が15日、現役引退を正式に発表した。

代表として2010年のワールドカップ(W杯)に出場するなど、通算24キャップのジョレンテは、2004年に下部組織から在籍したアスレティック・ビルバオでプロデビュー。その後は、ユベントスやセビージャ、スウォンジー、トッテナム、ナポリ、ウディネーゼといったクラブを転々。

直近では2021年10月にラ・リーガ2部のエイバルにフリーで加入し5年ぶりの母国復帰。そのエイバルでは、準主力として公式戦22試合に出場し2ゴール1アシストを記録したが、昨夏に契約満了で退団していた。

フリーの状態が続いていたジョレンテは、今年2月にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのパリ・サンジェルマンvsバイエルンのコメンテーターとしてスペイン『Movistar Plus』の生中継に出演した際に現役引退を匂わせる発言をして注目を集めていた。

輝かしいキャリアを築いたジョレンテは、15日にツイッターに自身のハイライトを紹介する動画を投稿。その中で引退について次のようにコメントしている。

「幼い頃からサッカー選手になるのが夢だった。そして、サッカーが与えてくれたすべてを楽しみ、生きることができるなんて、いったい誰が言ってくれるだろう」

「"与えられたチャンスと、いつも応援してくれるファンの皆さん、この数年間に受けた愛に感謝したいと思う。サッカーが私に与えてくれたすべての瞬間を楽しむことができたこと、そしてその過程で出会うことができたすべての素晴らしい人々、仲間に恵まれて私は幸せだった。本当にありがとう」

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