ウルグアイサッカー協会(AUF)は15日、新監督にマルセロ・ビエルサ氏(67)を招へいしたことを発表した。契約期間は、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)までとなる。

ビエルサ新監督はアルゼンチン出身で、ニューウェルズ・オールドボーイズやメキシコのアトラス、クラブ・アメリカ、アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドで指揮。1998年10月から2004年9月までアルゼンチン代表を指揮した。

また、2004年にはアテネ・オリンピック代表も指揮し、カルロス・テベスやハビエル・マスチェラーノらを擁して見事に金メダルを獲得していた。

その後、チリ代表やアスレティック・ビルバオ、マルセイユ、ラツィオ、リールと指揮。2018年7月からはリーズ・ユナイテッドを指揮していたが、2022年2月に成績不振により解任。その後はフリーとなっていた。

“変人”や“鬼才”といった 異名を持ち、戦術マニアとして知られ、相手を徹底的に分析すること、そしてチームの戦力に合わせて最適なシステムや戦い方を見出すなど、厳格さを持ち合わせながらも実力は高く評価されている。

ウルグアイ代表は長年指揮を執ってきたオスカル・タバレス監督がカタールW杯前に退任。ディエゴ・アロンソ監督が指揮してW杯に臨んだが、グループステージで敗退。3月には来日して日本代表と対戦したが、U-20ウルグアイ代表のマルセロ・ブロリ監督が暫定的に指揮を執っていた。