リバプールのユルゲン・クロップ監督が、イングランドサッカー協会(FA)から2試合のベンチ入り禁止処分が科された。イギリス『BBC』が伝えている。

先月30日に行われたプレミアリーグ第34節のトッテナム戦でポール・ティアニー主審に対する不適切な言動があったドイツ人指揮官は、2試合のベンチ入り禁止処分と共に7万5000ポンド(約1300万円)の罰金が科された。

これにより、クロップ監督は今シーズンのホーム最終戦となる第37節アストン・ビラ戦と、アウェイで行われる今季最終節サウサンプトン戦の2試合でベンチ入りできない。そのため、残り試合はアシスタントマネージャーを務めるペピン・リンダース氏が務める見込みだ。

今回の問題はリバプールが後半ラストプレーで4-3の劇的な勝利を収めたトッテナム戦の最終盤に発生。劇的な勝ち越しゴール直後にジョン・ブルックス第4審の所へとダッシュし、何かを言い放ってベンチへ戻ったクロップ監督に対して、ティアニー主審はイエローカードを提示。

その後のインタビューでクロップ監督は、同主審の発言が「容認できない」、リバプールに対して「何か(敵対心や悪感情)」を抱いていることを示唆するコメントなどを残し、物議を醸した。

この発言を受け、PGMOL(イギリス審判協会)は、今後のベンチ入り禁止や罰金などの処分を科す意向を示していた。

現在、破竹のリーグ7連勝で1試合消化試合が多いながらも3位のニューカッスルと4位のマンチェスター・ユナイテッドに1ポイント差に迫るリバプールだが、残り2試合で指揮官不在の影響はいかほどになるか…。

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