ユベントスのポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーがヨーロッパリーグ(EL)敗退に悔しさを滲ませた。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ユベントスは18日、EL準決勝2ndレグでセビージャとのアウェイゲームに臨んだ。ホームでの1stレグを1-1としていたなか、65分にFWドゥシャン・ヴラホビッチが先制点を決めるも、71分にセビージャのFWスソにスーパーミドルを叩き込まれ、90分間を終えて1-1のドロー。延長戦では95分に逆転を許し、2戦合計2-3で敗退が決まった。

セビージャとの2試合でいずれもゴールマウスを守っていたシュチェスニーは敗退に落胆。2ndレグでは失点シーン以外で好セーブも見せていたが、シュートが飛んでくること自体が良いことではないと語った。

「僕が相手のシュートをたくさんセーブするというのはユベントスのパフォーマンスが良くないということ。今夜のセーブは全て意味のないものに終わってしまった。確かに良いセーブはできたと思う。でも、慰めにはならない。むしろ最悪のプレーを連発して勝ちたかった…」

「ただ試合をこなすためにELに臨んでいたわけじゃない。トロフィーを勝ち取るために競争してきたんだ。今シーズンはあらゆる困難を乗り越えてきたし、若い選手たちは大きく成長したと思う。だけど、またしてもトロフィーがない1年になってしまった。良いことではない」

昨シーズンに続いて2年連続の無冠が確定したユベントス。シュチェスニーはクラブ内外が不正会計問題で大きく混乱する今シーズンのここまでを「混乱は選手間の団結を生んだが、奇妙なシーズンなのは確かだ。今はセリエAで2位だが、来週もそこにいるかはわからない」と語る。

勝ち点15剥奪の処分が一時的に差し戻され、チャンピオンズリーグ(CL)圏内に舞い戻ったユベントスだが、再び勝ち点「9」剥奪が科される可能性があるとみられている。

準決勝はレアルvsシティのリーグ王者対決にミランvsインテルのミラノダービー
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