トッテナムは新たな指揮官として、フェイエノールトのアルネ・スロット監督(44)の招へいを望んでいるようだ。

今年3月に就任2シーズン目を迎えていたアントニオ・コンテ監督がクラブや選手への暴言を理由に契約解除となり、後任のクリスティアン・ステッリーニ暫定監督もわずか1カ月で解任したトッテナム。現在はライアン・メイソン暫定監督が今季までの契約で指揮官を務めるが、クラブは来シーズン以降を託せる人物を探し続けている。

そんな中で、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、現在トッテナムがもっとも招へいを望んでいるのがスロット監督とのことだ。すでに指揮官とは接触を図っており、フェイエノールトは指揮官の慰留を諦めたとも報じられている。

スロット監督は、2019年夏にAZで監督キャリアをスタート。2021年夏にフェイエノールトの指揮官に就任すると、今シーズンは2016-17シーズン以来となるエールディビジ優勝をクラブにもたらした。

スロット監督もまた、プレミアリーグでの挑戦を魅力的に感じている模様。今週末のリーグ戦を前に開かれた記者会見で、指揮官は新たな挑戦への意欲を口にしている。

「どの監督も、挑戦と野心の心を持っていると思う。AZからフェイエノールトに移ったときも、私はそれを証明した。2年前にも『優れた体制のクラブから、なぜ厳しい時期を過ごすだろうクラブに行くんだ』とみんなに言われたよ」

「私にとって次のステップは、オランダのクラブではなく海外のクラブになるだろう。今後数年間で完全に失敗する可能性があるとしても、国内クラブには行かない」

「私は世界最高のリーグはプレミアリーグだと言い続けてきた。ただ、イタリアも今はヨーロッパのファイナルでプレーするクラブがいくつかあるようだね。もちろん、面白そうなリーグはもっとあると思うが、プレミアリーグが世界最大なのは明らかだ」

なお、『スカイ・スポーツ』によると、トッテナムはスロット監督の招へいに失敗した場合に備え、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督、フルアムのマルコ・シウバ監督、ブレントフォードのトーマス・フランク監督もリストアップしている模様。いずれにしても、シーズン終了次第、迅速な指揮官発表を目指しているようだ。

準決勝はレアルvsシティのリーグ王者対決にミランvsインテルのミラノダービー
『チャンピオンズリーグ』WOWOWで独占生放送&ライブ配信!
>詳しくはこちら