マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がブラジル代表MFカゼミロを絶賛した。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

いよいよ佳境のプレミアリーグでトップ4争いを演じるユナイテッド。21日に行われたボーンマスとの第37節では苦手の敵地戦だったが、カゼミロのアクロバティックな一撃にダビド・デ・ヘアの好守で1-0の勝利を手にした。

2試合連続の無失点で連勝の赤い悪魔は同時刻キックオフのリバプールが引き分け、3ポイント差に。残り2試合で1ポイントを積み上げられれば、あと1試合のリバプールが逆転不可能となり、トップ4フィニッシュが確定する。

オランダ人指揮官はアンフィールドでの結果を尋ねられると、「もう何週間も前から言っているが、相手がどうのこうのというのは大事ではない」と語り、自分たちにベクトルを向く状況を明かした。

「我々がリードしているわけだから、あとは我々次第。自分たちのパフォーマンスを発揮する必要がある。他チームは関係ないし、対戦相手がどうかだ」

また、加入1年目からレアル・マドリー時代の守備センスをそのままに攻撃性能も発揮するガゼミロにも「彼には驚かされ続けているね。とても素晴らしいフットボール選手だ」と感心している。

「組織力、ポジショニング、予測、インターセプト、デュエル勝率、ファイターぶりなどなど、優秀さはよく知られるところ。ポゼッション時のパスや配球、そしてフィニッシュもだ。ただただ素晴らしいフットボール選手さ」

続けて、「その活躍ぶりは期待以上?」との問いにも「もちろん。まったくもってね」と返し、チームに対する影響力を認めた。

「我々は中盤の選手が足りなかった。マンチェスター・ユナイテッドと同じ基準を持つ選手というのはそういない。彼を見つけられたのを嬉しく思うし、貢献度は非常に大きいよ」