ユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)に対して、プレミアリーグのクラブが獲得に関心を示している。

母国の名門クラブであるパルチザン・ベオグラードの下部組織で育ったヴラホビッチは、2018年7月にフィオレンティーナへと完全移籍する。

フィオレンティーナではエースとして活躍し、公式戦108試合で49ゴールを記録。ここに目をつけたユベントスは2022年1月に完全移籍で獲得する。

ユベントスでは公式戦62試合で23ゴールを記録。今シーズンもセリエA26試合で10ゴールを記録するなど、14ゴールを決めている。

ユベントスとは2026年夏まで契約を結んでいる中、今夏も引く手数多の様子。その中で『ESPN』はチェルシーが大金を用意していると報じた。

2度の移籍市場で6億ポンド(約1030億円)を費やして多くの選手を補強しながら、チームは全く結果を残せず、来シーズンはヨーロッパの大会に出ることが不可能に。無駄遣いだと多くの非難を受け、監督も引き抜いておきながら簡単に解任するなど、その方針は批判的な声を受けている。

今夏は帳簿のバランスを取る必要があるとされ、ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)のガイドラインに適応するためにも選手を放出しなければいけない状況だが、それでも放出以上に積極的に獲得に動く話ばかりが出てくる。

ヴラホビッチに関しては、8000万ユーロ(約119億3000万円)のオファーを出す見込みとのこと。ユベントス移籍も、チームは守備的な戦術を取り、輝ききれていない状況。自身の置かれている環境に不満があるという。

チェルシーは予てから関心を寄せていたが、今回はターゲットにできると考えているとのこと。ユベントスも納得行くオファーが来れば手放すことは検討するというスタンスのようだ。

新監督はまだ決定していないが、マウリシオ・ポチェッティーノ氏が就任する見込み。ストライカーがいないと言われるチェルシーだが、ヴラホビッチも移籍に前向きだとされている。

一方で、そのヴラホビッチにはマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せているとのこと。正式に獲得に動く準備をしているとイギリス『Football Transfers』は伝えている。

ユナイテッドは1月にも関心を示しており、エリク・テン・ハグ監督も太鼓判を押しているとのこと。7000万ユーロ(約104億4000万円)のオファーを出す見込みで、チェルシーよりは低い金額となっている。

ただ、チェルシーは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権がないものの、ユナイテッドはCLに出場できる可能性が高い。ヴラホビッチもCL出場を求めており、状況としてはユナイテッドの方が有利とも観られている。

ユナイテッドはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン、ナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンにも興味を持っている状況。ケインがファーストターゲットには変わりないが、移籍金がどちらも1億ユーロ(約150億円)を超えるとみられており、金銭的に難しい可能性があり、ヴラホビッチに切り替える可能性もあるようだ。

決勝は初優勝目指すシティvs13年ぶり優勝のインテル!
『チャンピオンズリーグ』WOWOWで独占生放送&ライブ配信!
>詳しくはこちら