パルマの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの試合中の姿が話題だ。

ユベントスでの輝かしいキャリアの後、パリ・サンジェルマン(PSG)でのプレーを経て、2021年夏にセリエAデビューを果たしたパルマへと復帰したブッフォン。45歳を迎えた今シーズンも、負傷離脱していた期間はあったが守護神としてゴールマウスに君臨している。

そのパルマは現在、セリエA昇格をかけてセリエBを戦っている真っただ中。20日にはリーグ第38節でヴェネツィアをホームに迎えた。

すると、開始12分にパルマがPKを獲得。キッカーのフランコ・バスケスはこれを確実にに決め先制に成功していたのだが、その時のブッフォンの姿が注目を集めている。

PKの間、ブッフォンは相手ゴールの方を見られず。反対側のゴール裏の方を向きながら、「頼む」と言わんばかりの表情でゴールポストを握りながらキックの瞬間を待っていた。

そしてバスケスのPKが成功し、スタンドから大きな歓声が沸くと同時に、決まったことを知ったブッフォンも雄たけび。貴重な先制点を喜んでいた。

その姿には、ファンからも「ブッフォンほどのGKでも見られないもんなんだな」、「まさにレジェンドだ」、「まだ現役なことが一番の驚き」と多くの反響が寄せられている。

以前からPKの時にはこのスタイルのブッフォン。ブッフォン以外にもPKを直視しないGKや監督はいるが、現役ながらレジェンド級のキャリアを送っている名手の意外な姿にはファンも驚いたようだ。

なお、このPKで先制したパルマは2-1でヴェネツィアに勝利。レギュラーシーズンをリーグ4位で終え、昇格プレーオフの準決勝に進出することを決めている。