ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督が、今季限りでの退任を決めたようだ。イタリア『スカイ』が報じている。

今季はナポリで2シーズン目を戦っているスパレッティ監督。ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンやジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアなどを中心とした完成度の高いチームを作り上げ、セリエAでは33年ぶりの優勝を達成。チャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ史上初の準々決勝進出を成し遂げた。

ところが、スパレッティ監督の今夏の進退に注目が集まっている。スパレッティ監督とナポリが結んだ2年契約は今季限りで満了。先月下旬、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は本人への事前通告なしにスパレッティ監督の1年更新オプションを行使。これによって両者にすれ違いが生まれ、スパレッティ監督のナポリ退団が囁かれるようになった。

今回の報道によれば、スパレッティ監督は2週間前に行われた会談でアウレリオ・デ・ラウレンティス会長に今季限りで退任する意向を伝えたとのこと。なお、ナポリもこれを了承しており、クラブはセリエA最終節のサンプドリア戦終了後に公式発表するだろうと予想している。

なお、2024年夏まで延長されていたスパレッティ監督とナポリの間には、早期に辞任した場合、次のシーズンは他のチームの監督になれないという条項が含まれているため、今後はしばらく休業に入ることになる。