ローマは22日、セリエA第36節でサレルターナとホームで対戦し2-2の引き分けに終わった。

ヨーロッパリーグ(EL)ファイナル進出を決めた7位ローマ(勝ち点59)は、ミッドウィークのレバークーゼン戦からGKルイ・パトリシオ、イバニェス、ボーヴェ、ベロッティを除く7人を変更。ソルバッケンやエル・シャーラウィ、ワイナルドゥム、スモーリングらが先発に名を連ねた。

すでにセリエA残留の決まった15位サレルニターナ(勝ち点38)に対し、ローマは12分に失点する。最終ラインのラサナ・クリバリがセンターライン付近からロングパスを供給すると、ゴール前へ斜めに走り込んだカンドレーバがジャンピングボレーでゴールネットを揺らした。

先制を許したローマは31分、右サイドから仕掛けたボーヴェの横パスをペナルティアーク内のエル・シャーラウィが右足ダイレクトで合わせたが、シュートはゴール右に外れた。

ハーフタイムにかけてはローマが押し込む展開となると、前半終了間際にネットを揺らす。アディショナルタイム2分、左CKをイバニェスがヘディングで合わせると、ベロッティに当たったこぼれ球を再び反応したイバニェスがゴールに押し込んだが、オンフィールド・レビューの結果、ボールがベロッティの手に当たっており、ハンドの判定でゴールは取り消された。

ハーフタイムでイバニェス、タヒロビッチ、ソルバッケンを下げてマティッチ、ディエゴ・ジョレンテ、ペッレグリーニを投入する3枚替えを敢行したローマは、後半開始早々に追いつく。47分、バイタルエリア中央左で獲得したFKをペッレグリーニが直接狙うとGKオチョアが弾いたボールをエル・シャーラウィが押し込んだ。

早い時間の同点弾で勢いづきたいローマだったが、54分に再びリードを許す。カンドレーバのロングパスをボックス左で収めたピョンテクが折り返すと、ゴール前に走り込んだディアがヒールシュートで流し込んだ。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すく中、再びチャンスを迎えたのはローマ。83分、左CKのこぼれ球をゴールエリア左手前で反応したマティッチが右足ダイレクトでゴールに流し込んだ。

追いついたローマは終盤にかけても猛攻を仕掛けたが、最後まで勝ち越し弾は生まれず。試合は2-2でタイムアップ。リーグ戦6試合未勝利となったローマは、来季のチャンピオンズリーグ出場圏のトップ4入りは叶わず、ヨーロッパリーグ出場圏の5位も絶望的となっている。