ローマの元イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィ(30)はミランへ復帰する可能性もあるようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

2011年6月に18歳でミランの一員となったエル・シャーラウィ。当時のミランとしては将来性も見込んでの獲得だったが、加入2年目の2012-13シーズンにセリエAで16ゴールを叩き出し、一躍カルチョのトップ選手の1人となった。

しかし、翌シーズンはケガで大半を棒に振り、主力の座から完全にフェードアウト。2015-16シーズンの前半戦はモナコへ、後半戦はローマへとレンタル移籍し、このシーズンの終了後にローマへ完全移籍することとなった。

以来、上海申花へ移籍していた時期もあったが、2021年1月に2度目のローマ加入を果たし、30歳となった現在はジョゼ・モウリーニョ監督の下でコンスタントにプレー。必ずしもスタメンというわけではないものの、それでも公式戦35試合で7ゴールを記録している。

そんなエル・シャーラウィも契約は今シーズンまでとなっており、延長交渉はなくローマ退団が確実な状況。イタリア『トゥットスポルト』によると、移籍金ゼロで獲得できる状況に古巣ミランとインテルが惹かれているとのことだ。

ミランについては、エル・シャーラウィと同じく2列目の左も得意とする元クロアチア代表FWアンテ・レビッチ(29)の退団が濃厚。ミランは元選手をバックアッパー、もしくはジョーカーとして帰還させることを視野に入れているようだ。