元イングランド代表FWテオ・ウォルコット(34)が、サウサンプトンからの退団を発表した。

サウサンプトンのアカデミーで育ったウォルコットは、優れた育成組織ということもあり、2005年7月に16歳でファーストチームに昇格。頭角を表すと、2006年1月にアーセナルへと完全移籍する。

そのアーセナルでは、アーセン・ヴェンゲル監督の下でエース候補として育てられる中、度重なるケガにも見舞われるが、スピードを活かしたプレーで公式戦397試合に出場し108ゴールを記録していた。

しかし、徐々にパフォーマンスが低下したこともあり、2018年1月にエバートンへと完全移籍。2020年10月にサウサンプトンへレンタル移籍で復帰すると、2021年7月に完全移籍で復帰していた。

復帰後はベテランとして要所でチームを支えることに。ただ、今シーズンは、出番が限られるとチームも開幕から低迷。公式戦23試合で2ゴール1アシストに終わると、チームもチャンピオンシップ(イングランド2部)への降格が決定していた。

ウォルコットは今シーズン限りで契約が満了を迎える中、最終節を前に自身のツイッターを更新。チームからの退団を発表した。

「今日が僕がセインツのユニフォームを着て出場する最後の日となる。サウサンプトンのみんなには、大いなる感謝を言いたいだけだ。サウサンプトンは素晴らしい人々がいる、素晴らしいクラブだ」

「今シーズンプレミアリーグに残留できなかったことは、ファンにとって本当に残念なことだと思う。ただ、クラブはすぐに、再びプレミアリーグに戻ってくると確信している」

「16歳のデビュー当時から応援してくれたみんな。本当にありがとう。チームとファンの今後の成功を祈っている」

「僕の目標はプレーを続けることであり、次の挑戦を楽しみにしている…」

サウサンプトンでは公式戦81試合で10ゴール4アシスト。82試合目の出場が最後となる。