ミランのフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(36)が飽くなき情熱を垣間みせた。『フットボール・イタリア』が伝えている。

フランス代表の歴代最多スコアラー(53ゴール)であり、クラブキャリアではアーセナル、チェルシー、ミランといったビッグクラブを渡り歩くジルー。百戦錬磨のストライカーは昨季のミランに11年ぶりとなるスクデットをもたらした。

30代後半を迎えても存在感は抜群で、昨季は公式戦で14ゴール、今季も17ゴールを叩き出している。28日に敵地で行われたセリエA第37節のユベントス戦でも決勝点を決め、0-1の勝利に貢献。まごうことなきミランのエースだ。

また、ジルーの一発でユベントスを下したミランは来季のチャンピオズリーグ(CL)出場が確定。殊勲のゴールとなったジルーは試合後、「最高の試合とは言えなかったが、重要なのは3ポイントだ」と誇り、来季の活躍を誓った。

「いつだってコンディションを良好に保つよう務めているよ。心はプレーを続けるべきだと僕に語りかけている。この身体が言うことを聞く限り、このチームを助けるため、できる限りのことをしていくつもりだ」

大ベテランの域に達しても情熱を絶やさぬジルー。「昨季はセリエAを制した一方、CLはうまくいかなかった。今季はCLで良い成績を収めたが、セリエAでは期待したほどではなかった。来季は両方の大会で良い成績を収めたい」と、今季以上の成果を残したいと語る。

また、ミランはジルーにとって相棒でもあるポルトガル代表FWラファエル・レオン(23)との契約延長が確実に。レオンについては「彼はあと10年ミランにいてほしい。契約延長のことを全員が嬉しく思っているよ」と称えた。

ミラニスタは来季もジルーとレオンの名コンビを楽しめそうだ。