バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)について言及した。

カンテラ時代からバルセロナで過ごしてきたメッシだったが、再契約を結ぼうとした2021年8月にまさかの事態。財政難に陥っていたバルセロナとの契約が不可能となり、PSGへと移籍した。

プロキャリア初の移籍となり、世界中が大きな関心を寄せた中、フランスでの1年目は苦戦することに。それでも2年目の今シーズンはリーグ・アンで31試合に出場し16ゴール16アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも7試合で4ゴール4アシストを記録していた。

本来の姿を取り戻しつつあるメッシは、アルゼンチン代表としてもカタール・ワールドカップ(W杯)で優勝をするなど充実したシーズンに。そんな中、PSGとの契約が今季限りで満了を迎えることで、去就が注目されている。

PSGはオプションである1年間の契約延長を望み、サウジアラビアからは巨額オファーが届いていることは周知の事実。そんな中で、古巣のバルセロナ復帰も噂されている。

チャビ監督はスペイン『スポルト』のインタビューに応じ、メッシについて言及。かつてのチームメイトに復帰してもらいたいという願望を明言し、メッシ加入でチームが強化されるとコメント。ただ、メッシ次第だろうと見解を述べた。

「私にとっては理にかなっている。メッシが戻ってくれば、サッカーの面で我々を助けてくれることは間違いない。私はこのことを会長に伝えている」

「彼が今も決定的なサッカー選手であること。まだ、ハングリー精神を持っていること。勝者であること。リーダーであること、また違いを見せる選手であることを疑うことはない」

「例えば、2010年のようなタレントが揃っているバルサではない」

「メッシは何をもたらしてくれるのか? 彼は才能をもたらしてくれるだろう。ラストパス、セットプレー、ゴール…ファイナルサードでは、差をつける選手だ」

「だから、私がやりたいプレー、スタッフがやりたいプレー。私にとって、メッシが多くのことをもたらしてくれることは間違いないが、それは彼次第だ。結局のところ、現時点ではレオが優位な立場だ」

メッシは様々な選択肢を持てている状況。キャリアも終盤に差し掛かる中で、どこのクラブと契約をするのか注目が集まる。




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