今シーズン限りでバルセロナを退団するスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツが、自身の後継者について言及した。

カンテラ時代からバルセロナ一筋でプレーを続けてきたブスケッツ。2008年7月にファーストチームに正式昇格してから、15年が経過し、クラブとの別れを決断した。

新天地についてはサウジアラビアやアメリカなど、多くの可能性が伝えられているものの、まだどこでプレーを続けるかは決まっていない。

6月6日は来日予定で、ヴィッセル神戸とも対戦する可能性。アンドレス・イニエスタとの対戦も注目され、自身にとっての最後のバルセロナでの試合となる。

そのブスケッツはスペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じ、自身の後継者について言及。バルセロナとしても、今夏最大の補強ポイントとも見られている中で、3人の名前を出した。

「ロドリやスビメンディの名前はたくさん話題にあがっているね。彼らは非常に素晴らしい選手だし、ここで求められているDNAとスタイルに最もマッチする選手だろう。ただ、彼らは別のチームにい所属している」

レアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディ(24)やマンチェスター・シティのMFロドリ(26)とスペイン代表の選手に言及したブスケッツ。同じく候補として見られるバイエルンのドイツ代表MFヨシュア・キミッヒ(28)についても言及した。

「彼は少し異なるね。それはドイツのサッカーであり、代表チームでプレーしている。結局のところ、同じDNAを探す必要があるだけでなく、特定の試合で重要になるような、別のプロフィールを持つ選手を探さなければいけない。僕たちはホームにも選手を抱えているよ」

キミッヒは少し系統が違うと語るブスケッツ。その中で、3人目の選手として挙げたのは、バレンシアへとレンタル移籍中のMFニコラス・ゴンサレス(21)だった。

「僕たちにはレンタル中のニコがいるけど、彼は非常に上手くやっていると思う。確かに継続性に少し欠けているというのは事実だけど、彼はとても才能があり、多くの条件を備えている」

「自国の若い選手たちにチャンスを与えなければいけない。ホームの選手や若い選手にチャンスを与え、経済的にも、今日のような移籍金を費やすことはないだろう」

「彼らはクラブとプレースタイルを理解している選手でもある。僕たちには、予想もしていなかった多くのことを与えてくれるホームの選手がいる」

自前の選手でも十分に後を継げると考えているブスケッツ。いずれにしてもスペイン人の3選手が向いていると感じているようだ。

「僕は3人とも大好きで、代表チームでも会ったことがある。スビメンディとはあまり会ったことはないけど、U-21チームの彼を見たことはあるし、リーグでもカップでも対戦したことはある」

「この3人がバルセロナのDNAに最も近く、最も貢献できる選手だと思う」

「そして、よりフィジカルが強い選手、またもう少し守備的な選手と契約したいならば、それも可能だろう。自分の資質に合わせられる選手もいる」

自身の後継者について語ったブスケッツ。チャビ・エルナンデス監督は、このうちの誰かを来季起用しているだろうか。

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