ガラタサライの元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(30)がリーグ制覇を喜んだ。トルコ『FANATIK』が伝えている。

昨年9月にパリ・サンジェルマン(PSG)から1年間のレンタル移籍でガラタサライへと加入したイカルディ。インテル時代に2度のセリエA得点王に輝いたクラシックなストライカーだが、3年間過ごしたPSGではパッとせず、とうとう昨季終了後に構想外となった。

それでも、ガラタサライでは文句のつけようがない大活躍。昨季のスュペル・リグ(トルコ1部)でまさかの13位に沈んだガラタサライだが、ここまでのリーグ戦23試合で21ゴール7アシストを叩き出すイカルディにけん引される形で序盤戦から首位を快走し、ついに30日、宿敵フェネルバフチェとの最終節1試合を残して4年ぶりの優勝を決めた。

イカルディも「ここに来たときからリーグ制覇が目標だった。そして今、僕たちはチャンピオンになった! この1年は僕にとって、とても大切な1年だよ。チームから信頼され、いつも助けてもらっているね。素晴らしいシーズンだ」とコメント。PSGでの悶々とした日々を払拭するかのごとく喜びをあらわにした。

一方、気になるのは今夏の去就だ。フランス『ル・パリジャン』によると、ガラタサライはイカルディを買い取る方針で、すでにイスタンブール市内でPSGと協議中。カギを握るのはもちろんPSGの要求額で、どうやら最大1000万ユーロ(約14億9000万円)を工面する必要があるとのことだ。

セリエA復帰、もしくは欧州5大リーグへの復帰も取り沙汰されるイカルディだが、トルコでは本人がガラタサライ残留の希望を公言していることが知られており、ガラタサライも買い取りに全力を注ぐとみられている。

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