元日本代表MF本田圭佑が実質的にオーナーを務めているカンボジア2部のソルティーロ・アンコールFCを解散すると公式に発表した。自身の公式SNSで伝えている。

ソルティーロ・アンコールFCは2016年冬に本田圭佑が実質オーナーを務めるHONDA ESTILO株式会社が、地元アマチュアクラブのシェムリアップ・アンコールFCの経営権を取得し、クラブ名を改称して経営をスタートさせたクラブだ。

2017シーズンに2部リーグに参戦して1年で1部に昇格。4年間にわたって1部リーグでプレーを続けたものの、2021シーズンには最下位になり、昨シーズンは2部での戦いを余儀なくされていた。

本田は自身の公式SNSで解散への経緯を説明し、協力者やファンへの感謝を口にした。カンボジアサッカー全体にもエールを送っている。

「カンボジアの皆さん、シェムリアップ州の皆さんへお知らせです。2013年から始めたソルティーロ・アンコールの運営を終了することになりました。私たちは(首都)プノンペンだけではなく、地方にもサッカークラブを作ることを目標に6年間クラブ運営を続けてきました」

「残念ながら、現時点でスポンサーやパートナーを見つけることはできず、この運営を中止する他に選択肢はありません。現地での協力者として、チームを支えてくれたヴァニスに感謝しています。また、これまで支えてくれたファンの皆さんにも感謝しています」

「私はカンボジアを応援しています。いつかカンボジアがワールドカップの舞台でプレーすることを信じています。幸運を」

本田は2018年の8月からカンボジア代表のゼネラルマネージャー(GM)を務めたが、5月に行われた東南アジア競技大会(SEA Games)を最後にGMを退任していた。