ドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(28)が、今夏バイエルンを退団する可能性があるようだ。

2018年にシャルケからバイエルンへ加入すると、これまでチャンピオンズリーグ(CL)優勝や5度のブンデスリーガ制覇に貢献してきたゴレツカ。今季も公式戦40試合に出場して6ゴール6アシストの記録を残したが、昨年11月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)以降はパフォーマンスが低下し、メディアやOBから批判を浴びていた。

こうした中、ブンデスリーガ最終節のケルン戦では、71分から途中出場するも、わずか14分で交代を命じられる憂き目に。トーマス・トゥヘル監督からは信頼を得られず、クラブでの序列低下が懸念されている。

ドイツ『スカイ・スポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、現状ではゴレツカ自身に退団希望はないものの、バイエルンはオファー次第で売却に応じる構えがあるとのことだ。

トゥヘル監督は今夏の移籍市場で、ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得を熱望。しかし、ウェストハムが1億ポンド(約173億円)以上の移籍金を求めていることから、資金確保のためポジションの被るゴレツカが売却対象になる可能性はあるという。

一方で、ライス獲得失敗や、同じく退団が噂されるオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ(21)の売却に踏み切った場合には、ゴレツカを残留させる方針に舵を切るとも報じられており、去就は不透明な状況となっている。