クロアチアが5発快勝! ペトコビッチが芸術FK弾含む2ゴールの活躍【ユーロ2024予選】
UEFAネーションズリーグ・ファイナルズ参戦の影響によって2試合未消化でグループ3位に位置するクロアチア。予選連勝を目指した一戦ではラトビアをホームで迎え撃った。
この試合ではコバチッチがベンチスタートとなったものの、モドリッチとペリシッチ、ブロゾビッチら重鎮にグヴァルディオルら主力がスタメンで起用された。
試合はホームのクロアチアが立ち上がりから最高の入りを見せる。開始3分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面で、キッカーを務めたペトコビッチが見事な右足のシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。
幸先よく先制に成功して勢いづくホームチームは13分、左サイド深くでペリシッチが入れた高速クロスにゴール前のペトコビッチが反応。うまく潰れて混戦を生むと、こぼれ球に反応したイバンシッツが冷静にゴール至近距離からのシュートを決めた。
前半15分も経たないうちに2点のリードを得たクロアチアは、以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開。サイドでのシンプルな仕掛けやクロス、中央での巧みなコンビネーションプレーでラトビアの守備陣を翻弄。ボックス付近で積極的に足を振っていく。
その後、相手のロングカウンターから一度決定機を許したものの、守護神リヴァコビッチの見事な対応で難を逃れると、前半終了間際に3点目を奪い切る。44分、左サイドのタッチライン際で相手DFを先に滑らせて突破したペリシッチがファーにフリーで走り込むペトコビッチへ針の穴を通すかのような圧巻のラストパスを供給。これを難なくワンタッチで流し込んだ。
3点リードで試合を折り返したクロアチアは後半もきっちりゲームをコントロール。立ち上がりにはモドリッチがクロスバー直撃の左足シュートでいきなり見せ場を作った。
その後は相手の出方を窺いつつ、うまく試合のテンポをコントロールすると、モドリッチやブロゾビッチら主力を早いタイミングでベンチに下げていく。また、68分にはボルナ・ソサに代わって投入されたばかりのバリシッチの正確な左足のFKからクラマリッチの見事なダイレクトボレーでのゴールが決まり、ダメ押しの4点目も奪った。
その後、78分にはパシャリッチの見事なミドルシュートでトドメを刺したクロアチアはラトビアに一矢報いることも許さず。ホームで5-0の圧勝を収めて予選2連勝を飾った。
なお、同日行われたトルコ代表vsアルメニア代表は1-1のドローに終わった。この結果、グループDは勝ち点10のトルコが首位、2試合未消化ながら勝ち点7のクロアチアが2位、1試合未消化のアルメニアが同じく勝ち点7で3位に位置している。