カンファレンスリーグ(ECL)グループステージ第1節が21日に欧州各地で行われた。

創設3年目を迎えるチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐUEFA3番目のコンペティションにはAZのDF菅原由勢やフランクフルトのMF長谷部誠、クラブ・ブルージュのMF本間至恩、ヘントのDF渡辺剛、ディナモ・ザグレブのMF金子拓郎、ヘルシンキのMF田中亜土夢ら日本人6選手が参戦。

菅原が先発出場したAZは、アウェイでズリニスキ・モスタルと対戦し3-4で敗戦した。AZは10分に右サイド深くまで切り込んだラードのクロスをファーサイドのファン・ブレデローデが右足ボレーで流し込んだ。

先制したAZは32分にも、パヴリディスの右クロスをデ・ウィトがヘディングシュート。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をマイナンスがゴールに押し込んだ。

さらに44分には、パヴリディスの縦パスをボックス中央で受けたデ・ウィトが反転からシュートをゴール左隅に流し込み、3-0で前半を終えた。

後半開始早々の48分にコジュリの直接FKから失点したAZは、68分にチョルルカのゴールで1点差に詰められると、71分にもフルバノビッチにネットを揺らされ、試合を振り出しに戻された。

連続失点で追いつかれたAZは、81分に逆転を許す。キシュのスルーパスでゴール前に抜け出したマレキヌシッチがシュート。これは左ポストに弾かれたが、こぼれ球をコジュリに押し込まれた。

結局、試合はそのまま3-4でタイムアップ。後半にまさかの4失点を喫したAZは黒星スタートとなった。

そのほか、長谷部のフランクフルトはホームでアバディーンと対戦し2-1で勝利、本間のクラブ・ブルージュはホームでベシクタシュと対戦し1-1の引き分け、渡辺のヘントはアウェイでゾリャと対戦し1-1の引き分け、金子のディナモ・ザグレブはホームでアスタナと対戦し5-1で圧勝、田中のヘルシンキはホームでPAOKと対戦し2-3で敗戦した。

◆グループA
リール 2-0 オリンピア・リュブリャナ
スロヴァン・ブラチスラヴァ 2-1 KIクラクスヴィーク

◆グループB
マッカビ・テル・アビブ 3-2 ブレイザブリク
ゾリャ 1-1 ヘント

◆グループC
ビクトリア・プルゼニ 1-0 バルカニ
ディナモ・ザグレブ 5-1 アスタナ

◆グループD
クラブ・ブルージュ 1-1 ベシクタシュ
ルガーノ 0-0 ボデ/グリムト

◆グループE
レギア・ワルシャワ 3-2 アストン・ビラ
ズリニスキ・モスタル 4-3 AZ

◆グループF
ヘンク 2-2 フィオレンティーナ
フェレンツヴァーロシュ 3-1 チュカリチュキ

◆グループG
フランクフルト 2-1 アバディーン
ヘルシンキ 2-3 PAOK

◆グループH
ルドゴレツ 4-0 スパルタク・トルナヴァ
フェネルバフチェ 3-1 ノアシェラン