暴徒化したサポーター、市長がクラブに厳格な措置を要求「クラブには責任がある」…アヤックスは試合日程巡り法的措置
事件が起こったのは24日に行われたエールディビジの“デ・クラシケル”、アヤックスvsフェイエノールトの一戦。試合はフェイエノールトが圧倒し、0-3となったところでサポーターが花火や発煙筒をピッチに投げ込み、試合は途中で中止となった。
前半にもプラスチックのカップが投げ込まれ一時中断。クラブへの不満が溜まっている中で、不甲斐ない試合を見せられたことで暴徒化。その後、スタジアムの正面玄関のガラスを割るなどして逮捕者も出ていた。
オランダサッカー協会(KNVB)はこの試合の取り扱いについて27日に再開することを発表。ただ、その日はすでにアヤックスvsフォレンダムのKNVBベーカーの日程が組まれており、その試合を延期させて行うことにアヤックスとフォレンダムは反発。アヤックスは法的措置を取るという報道も出ている。
そんな中、アヤックスの本拠地であるアムステルダムのフェムケ・ハルセマ市長が、『NOS』の番組「Nieuwsuur」今回の事件について言及。クラブに対して厳格な措置を取ることを求めた。
「極端な場合、プレーできなくなるとも言えるはずです」
「クラブにはスタジアム内での出来事に責任があり、そのために独自の警備スタッフを配置しています」
「スタジアム内で花火を使わないという取り決めがあります。今回が初めてではないですし、チェックが不十分だったと言えます」
「F-side(アヤックスファンのゴール裏スタンド)にはネットを張るべきだと思う。少数のグループが残りのチームを台無しにする。大多数もうんざりしているが、ただ試合を観たいだけです」
「フーリガンのグループによる品位のない行動がこれほど多いのであれば、立場をわきまえ、何を受け入れ、何を受け入れないのかを示さなければなりません」
「アヤックスが数多くの案件による話し合いで忙しいのは知っていますが、私にとってこの措置はもうたくさんです」