今シーズンは衝撃的な低迷ぶりで、消化試合数こそ違えどエールディビジで最下位に位置しているアヤックス。サポーターの暴動の影響で、処分が下されたことを発表した。

事件は9月24日に行われたアヤックスvsフェイエノールトの一戦。日本代表FW上田綺世がケガから復帰してベンチ入りした一戦でもあったが、ヨハン・クライフ・アレナではアヤックスの一部サポーターが暴徒化してしまった。

低迷していたこともあり、不満を抱いていたアヤックスサポーター。“デ・クラシケル”とされるただでさえ熱狂する試合だったが、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの2ゴールなどでフェイエノールトがリードを奪っていた。

前半終了間際にはプラスチックカップが投げ込まれるなどして中断。しかし、55分にはピッチへと発煙筒や花火が投げ込まれて中断すると、そのまま中止となっていた。

さらに、暴徒化したサポーターはスタジアムの正面玄関を襲撃。玄関のガラスを破壊する行為に出ると、その他のサポーターを追い回すなどして暴れ回っていた。

アヤックスは1日に声明を発表。今回の処分と、その要因となった事象について報告した。

「9月24日、アヤックスvsフェイエノールトの試合がヨハン・クライフ・アレナで行われた。残念ながら、試合はいくつかのアクシデントによって台無しになってしまった」

「開始前、南スタンドで大量の花火が打ち上げられた。カップがフィールドに投げ込まれ、試合は前半に一時中断された。犯人が特定され、スタジアムから排除された後、プレーは再開される可能性があった」

「それから間もなく、花火がフィールドに投げ込まれた後、2回目の攻撃が続いた。 これも最初の南スタンドからだった」

「後半にも再び起こり、KNVB(オランダサッカー協会)プロトコルに従って試合は中止された。その後、スタジアム周辺で数回の騒動が発生し、警察官が負傷したほか、スタジアムの正面玄関が大きな被害を受けた」

「アヤックスは直ちにこれらの障害から距離を置いた。試合中止につながった行為と、その後の騒動はどちらもアヤックスによって厳しく認められず、サッカーにふさわしくない」

サポーターの行為を糾弾したアヤックス。KNVBは予備操作を開始し、その結果、和解案を提示されて受け入れたという。

処分は、アヤックスvsフィテッセの試合で南スタンドは無観客に。シーズンチケットの保有者もスタジアムに来ることができない。

さらに、2万5000ユーロ(約400万円)の罰金処分が課されることが決定。2022年のアヤックスvsフェイエノールトで起こった花火事件により、無観客試合1試合という執行猶予付きの判決も継続されるという。

なお、アヤックスは「事件に関与した50人以上を特定し、処罰することに成功」と報告。「罰金や損害賠償を取り戻す方針もこれから始まる」と、犯人たちに損害賠償請求をすることを発表した。