ラ・リーガ第12節、レアル・ソシエダvsバルセロナが4日にアノエタで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英はフル出場した。

5位のソシエダは前節、ラージョとのアウェイゲームを2-2のドローで終え、リーグ連勝を逃した。また、久保らを温存した直近のコパ・デル・レイ1回戦では6部のブニョール相手に1-0の辛勝となり、控えの底上げには至らなかった。週明けには勝利で2節を残してのグループステージ突破が懸かるチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦を控えるなか、ホーム開催の上位対決ではラージョ戦から先発2人を変更。パチェコとトゥリエンテスに代えてル・ノルマン、メリーノの主力2人が復帰。古巣対戦の久保は右ウイングに入った。

対するバルセロナはホーム開催のエル・クラシコを1-2で落とし、ショックが残る今シーズン初黒星となった。これで4位に転落したチャビのチームは、難所アノエタでのアウェイゲームでバウンスバックの勝利を図った。レアル・マドリー戦からは先発2人を変更。クリステンセンとフェラン・トーレスに代えて負傷明けのクンデとレヴァンドフスキが復帰。可変式の[3-5-2]の布陣を継続した。また、負傷明けのペドリが久々にベンチに戻ってきた。

開始30秒余りでバレネチェアが枠の左下隅を捉える鋭いシュートでGKテア・シュテーゲンにファインセーブを強いると、直後にもクンデの不用意なバックパスに反応したオヤルサバルがGKと一対一を作るなど圧倒する入りを見せたソシエダ。

電光石火の先制ゴールはならずも、以降も後方からのビルドアップを含め良いリズムで試合を進めていく。以降はボール保持でやや押し返されるが、逆にカウンターからチャンスを創出。16分にはバレネチェアの折り返しに大外で反応した久保に決定機が訪れるが、角度のないところから放った右足シュートはGKテア・シュテーゲンの足を使った好守に阻まれた。

一方、中6日の試合のわりに全体的な重さが見受けられるバルセロナ。なかなかラ・レアルに対する守備が嵌らず、攻撃でも動きの量が乏しく効果的にボールを循環させられず。19分にはガビが個人技でボックス内へ侵入するが、中央の味方へのラストパスはブロックに阻まれる。

前半半ばから終盤にかけてもソシエダペースは変わらず。久保は得意のカットインをケアされて個人としては決定機まで持ち込めないが、効果的な配球や利他的プレー、正確なプレースキックで攻撃の起点として機能。ただ、チーム自体は時間の経過と共にバルセロナの守備にうまく対応されてしまい、やや攻めあぐねる形で前半終了を迎えた。

互いに修正を施して臨んだ後半は立ち上がりから拮抗した展開に。後半も引き続き右サイドで起点を担う久保はカットインシュートを匂わせてブライス・メンデスのシュートチャンスをお膳立てすると、直後にはボックス中央への抜け出しからダイレクトボレー。これはオフサイドとなるが、後半も早速見せ場を作った。

一方、後半も攻撃でリズムを掴めないバルセロナは57分に2枚替え。レヴァンドフスキとフェルミン・ロペスを下げて負傷明けのペドリと、フェラン・トーレスを同時投入。ただ、この交代後もさほど流れは好転せず、69分にはフェリックスとカンセロに代えてラミン・ヤマル、ハフィーニャをピッチに送り込んだ。

依然として主導権を握るものの、バルセロナの堅守を前にあと一押しが足りないソシエダ。これを受け、イマノル監督はバレネチェア、オヤルサバルを下げてチョ、カルロス・フェルナンデスと異なる特徴を持つフレッシュなアタッカーの投入で勝負に出る。

攻撃の形を作れないバルセロナ、最後で崩し切れないソシエダと、以降もゴールが遠いまま後半終盤に突入。試合は完全に1点勝負の様相を呈した。
最終盤の攻防ではバルセロナが底力を見せる。アラウホの弾丸ミドルシュート、ペドリとガビの連携で創出した2度の決定機はGKレミロのビッグセーブに阻まれたが、93分には右のペドリから左のバルデへの展開から中央でボールを引き取ったギュンドアンがゴール前のスペースに猛然と走り込んだアラウホへピンポイントパスを通す。これをウルグアイ代表DFが渾身のヘディングで合わせた。

当初オフサイドの旗が上がったが、VARのレビューの結果、オンサイドでのゴールが認められた。そして、アラウホの値千金の今季初ゴールで難所アノエタを攻略したバルセロナがクラシコ敗戦を払しょくする劇的勝利を飾った。

一方、試合の大半で主導権を握ったソシエダだったが、決定力と少しの運に恵まれず、今シーズンのホームゲームで初黒星を喫することになった。

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