セリエA第11節、ローマvsレッチェが5日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で逆転勝利した。

前節、インテルとのビッグマッチに0-1で敗れた9位のローマ。次節にラツィオとのデルビー・デッラ・カピターレを控えるなか、勝ち点1差で11位に位置するレッチェ相手にバウンスバックの勝利を狙った。ベンチ入り禁止が解けたモウリーニョ監督は、直近2分け4敗と調子を落とすダヴェルサのチームとの一戦に向けて先発3人を変更。サスペンションのパレデスの代役にアワールが入り、クリステンセンとザレフスキに代えてカルスドルプと負傷明けのディバラが起用された。

試合は開始早々に動く。2分、ボックス左に侵入したアワールからのグラウンダーパスを中央のディバラが左足でシュート。これがDFバスキロットの左手に直撃。オンフィールド・レビューの結果、ローマにPKが与えられる。だが、キッカーのルカクのシュートはややコースが甘くGKファルコーネが残した足にはじき出された。

このPK失敗によって開始早々の先制点奪取を逃したローマだが、引き続き攻勢を継続し相手を押し込んでいく。前向きな守備で奪ったボールを前線にシンプルに当てながらディバラやエル・シャーラウィがボックス付近で仕掛けを見せる。

24分にはエル・シャーラウィのボックス中央でのシュート、25分には左CKの二次攻撃からアワールがボックス左からのコントロールシュートでゴールを脅かすが、相手DFのブロックやGKファルコーネのビッグセーブに阻まれる。さらに、31分にも迫力のある波状攻撃からディバラが左足ダイレクトボレーを放つが、枠のわずか左に外れる。

良い形の攻めが続いたものの、最後のところで仕留め切れないジャッロロッシ。前半終盤にかけてはレッチェのカウンターに幾度か引っくり返される場面を作られるが、バンダとアルムクヴィストの鋭い仕掛けに対して最後のところでは冷静に対応し、失点は許さなかった。

結局、ゴールレスで試合を折り返したローマは後半も引き続き主導権を掌握。早い時間帯の先制点を目指すなか、54分にはカウンターからボックス左に抜け出したエル・シャーラウィからの折り返しを中央のルカクが左足ボレーで合わせるが、枠を捉えたシュートはGKファルコーネの左足を使った好守に遭う。

徐々に攻めあぐねてイーブンな展開に持ち込まれたローマは70分、ボーヴェを下げて負傷明けのレナト・サンチェスを投入。だが、この交代直後にはレッチェのカウンターが発動した。

71分、左サイドのスペースで仕掛けたバンダがボックス内でDFマンチーニを振り切って折り返すと、アルムクヴィストがニア下へ鋭い左足シュートを流し込んだ。

一瞬の隙を突かれて痛恨の失点を喫したローマはすぐさま反撃に転じる。まずはアワールを下げてアズムン、78分には3枚替えを敢行。後ろを削ってザレフスキやベロッティとより攻撃的な選手をピッチに送り込んだ。

これで交代枠をすべて使い切ったホームチームは79分にルカクのボックス内での落としからディバラがボックス右得意の角度から左足を振るが、これを枠に飛ばせない。

以降も後ろを固めたレッチェ相手に決定機まで持ち込めない苦しい展開が続いたが、途中出場の2選手の見事な連携によって土壇場での同点ゴールが生まれる。92分、左サイドで縦に仕掛けたザレフスキがゴール前に完璧なクロスを供給。これに勢いを持って走り込んできたアズムンがドンピシャのヘディングで合わせ、値千金の加入後初ゴールとした。

この同点ゴールで一気にオリンピコの空気が変わると、ここまで決定機を逸してきた両エースが名誉挽回の決定的な仕事を果たす。94分、相手陣内中央でルーズボールを回収したディバラがそのまま縦に運んでペナルティアーク付近のルカクの足元へ差し込む。うまくDFと入れ替わったルカクがボックス内に持ち込むと、カバーに入ったDFを右手でブロックしながら正確な左足シュートをゴール左隅へ流し込んだ。

そして、PK失敗を払しょくするルカクの劇的逆転ゴールで試合を引っくり返したローマが、インテル戦の敗戦から見事なリバウンドメンタリティを示し、次節ラツィオとの重要なでデルビーへ大きな弾みを付けた。

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